当院では、身近な症状や泌尿器科に関する疑問を院長が分かりやすく解説するニュースレター「先生、これって泌尿器科ですか?」を、月1回発行しています。
毎月テーマを決めて、皆さまの気になる症状や疑問についてご紹介します。
今回は、シリーズ第1回として
『夜2回トイレに起きます。年齢のせいですか?』
というご相談について解説します。
患者さんからのご相談
最近、夜中に2回くらいトイレに起きるようになりました。
年齢のせいでしょうか?
病気なのか心配です。
こんなことで受診してもよいのでしょうか?
院長の解説
夜中にトイレのために起きることを「夜間頻尿」といいます。年齢とともに増えやすい症状ではありますが、必ずしも「年齢のせいだから仕方がない」というわけではありません。
原因は一つとは限りません
前立腺が大きくなり尿が出にくくなることや、膀胱が敏感になり尿があまりたまっていなくてもいきたくなることがあります。また、夜につくられる尿が多くなっている場合や、水分のとり方・睡眠の状態などが影響していることもあります。
このようなことはありませんか?
□ 夜に2回以上トイレに起きる
□ 夜のトイレで、睡眠が途中で何度も途切れる
□ 昼間もトイレが近い
□ 尿の勢いが以前より弱くなった
□ 尿をしたあとも、残っている感じがする
□ 寝る前に水分やお酒を多くとることがある
当院では「排尿日誌」を大切にしています
夜間頻尿の方には、排尿した時間や尿の量、水分をとった時間などを記録する「排尿日誌」をつけていただいています。これによって、原因をより詳しく調べていきます。
当院ホームページでも排尿日誌についてご紹介しています。
ご興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください。
ひとりひとりにあった対策を
当院の診察では、排尿日誌と院内での検査結果を合わせて、その方に合った対策や治療を考えていきます。お薬だけでなく、水分のとり方や生活習慣の見直しが大切な場合もあります。
夜に1~2回起きるだけで、必ず治療が必要というわけではありません。
また、薬を飲まなくてもよくなる方もたくさんいます。
一度ご自身の夜間頻尿は、どのような原因が考えられるのか調べてみませんか。
夜間頻尿は、その原因をよく調べてから治療することが大切です。
「年齢のせい」とあきらめず、一緒に取り組んでいきましょう!
